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リレーエッセイ

「モノ作り」に興味を持とう!!

総務担当理事 吉沢 亮(日立金属)

 総務担当の吉沢です。日立金属に入社して15年以上、鋳物のプロセス、材料開発から鋳造CAEまで、鋳造に関する幅広い業務に携わってきました。出身が里研究室(当時は神尾・里研究室だったか?)であり、学生時代から里支部長には大変お世話になったこともあり、支部長を補佐する総務の仕事をしています。

さて、いろいろな産業で「IT」が積極的に利用されるようになり、鋳造CAEも盛んになり、CAEを通して鋳造を勉強したり、接する方も多いようです。一方で、鋳造は古いものというイメージが強いのか、「金属」「鋳造」といった名称がつく学科が無くなり、目にする機会も少なくなっています(「金属工学科」出身の私としては寂しい・・・)。

しかし、21世紀のこの社会では多くの鋳物製品が使われており、我々の手足となる自動車の中枢部品でさえ鋳造品が必要とされています。そして、引け巣もない完全無欠の鋳造品を作ろうとしてもなかなか出来ないのです。長年作りつづけてきた、ベテランの方には頭が上がらないのです。まだ分らない事も多く、簡単ではないのです。だからこそ、モノ作りを極めることは面白い。是非、皆さんも鋳造の世界に足を踏み入れてはいかがでしょうか。