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「マンホ-ルの蓋」に魅せられて 桑名の街を行く!!
写真1 桑名駅前の看板
広報担当の村田です。芝浦工業大学工学部材料工学科に勤務し、40年になりますが昨年より再び支部広報でがんばっています。前回のエッセイでは、さいたま市岩槻区の城下町・人形の街のマンホールの蓋を紹介しましたが、今回は鋳物の街、三重県『桑名市のマンホールの蓋』を紹介します。
平成20年5月 第152回全国講演大会(於:ポートメッセなごや)終了後のある日、四日市市にいる教え子と再会すべく名古屋から近鉄名古屋線に乗って四日市に向かった。東海道五十三次で名高い桑名駅に差し掛かった。そこで、『鋳物の街桑名』なる看板が目に飛び込む(写真1)。きっと、鋳物の街では興味のあるマンホールの蓋と出会えるのではと心躍らせながら途中下車し、観光案内所で見所を尋ねると『桑名城跡』と『七里の渡跡』が良いと教えていただいた。桑名駅から桑名城に向かって旧街道を歩く。路は歩きやすく周囲には昔が偲ばれる風景が残されている。路上に目をやると写真2,3,4のような絵柄のマンホの蓋と出会えた。早速デジカメを取り出し、シャッターを切った。先ずは桑名の特産品である蛤(はまぐり)の絵柄の鋳物製品に出会い、次いで「桑名城跡」そして「七里の渡し跡」へ向かった。前方に昔の趣が残る大きな鳥居が見え、ここが「七里の渡し跡」であった。江戸時代、東海道唯一の海路(「桑名宿」と「宮宿」:現在の名古屋市熱田:をつなぐ)渡船場で、伊勢国の東玄関口に当たる。それで伊勢神宮の「一の鳥居」が建てられていたとのことでした。
桑名駅から「桑名城跡」を経由し「七里の渡し跡」へ向かう街道で見つけたマンホールの蓋の絵柄は、3種類:桑名特産のハマグリを可愛らしくアレンジした蓋(写真2)、「七里の渡し」の古を模した絵柄(写真3)、そして鶴の舞(写真4)でした。どれもカラフルな水辺に憩う絵柄で水の都を思わせる興味あふれるものでした。
写真2 ハマグリの散歩写真
写真3 七里の渡し
写真4 鶴の舞