お知らせ

平成20年度 研究部会第78回講演会 開催のご案内

故きを温ねて新しきを知らば、以って師と為すべし。

(社)日本鋳造工学会関東支部
支部長 佐藤 健二

 鋳造製品が生まれてから長い年月がたち、機械化やIT化など新しい技術が取り入れられてきています。機械化やIT化などにより便利になる反面ブラックボックス化されているため、基本的な事柄を理解していないと、間違ったことが起きても気が付きにくくなっています。そこで今回はものづくりの原点に関する2件の講演を企画しました。ご多用とは存じますが、多数の会員のご参加をお願いいたします。

14:40~14:45挨 拶   (社)日本鋳造工学会関東支部 支部長  佐藤 健二
14:45~16:15革新の時代・飛鳥を生き抜いた技術者 「鞍作止利」
工藝文化研究所 理事長 鈴木 勉
 古墳から飛鳥時代に遷る頃、日本列島は仏教を受け入れて大変革を遂げ、大きな仏像や巨大寺院を初めて作った。そこには渡来技術者と在来技術者の協力が必要であった。それまで馬具や装飾品を作っていた在来の金工技術者は、技術移転を成功させ、自らは新しい業種へとトラバーユして激動の時代を生き抜いたのである。「古代工人の歩いた道を辿る」という復元研究の手法を用いて「鞍作止利」ら在来技術者一族の足跡を復元してみた。
16:20~17:20「草創期のダイカスト-先人達の知恵と努力-」
日本ダイカスト協会 技術部長 西 直美
 ダイカストが発明されてから170年が経過し、また日本においてもダイカストが事業化されてから90年が経過した。そして、今や自動車産業を中心とする多くの産業において不可欠な素形材産業の一つに発展した。草創期のダイカストには多くの先人達の知恵と努力が込められており、今の私たちにも大変参考になることが多い。ここでは、これら草創期のダイカスト技術を中心に紹介し、今後の技術開発に参考として頂ければ幸いである。
日時平成20年12月2日(火) 14:40~17:20
場所日立金属「高輪和彊館」 
(たかなわわきょうかん) 3階 会議場
東京都港区高輪 4-10-56
(TEL.03-3443-1717)
JR品川駅下車徒歩15分
定員100名(定員に達し次第締切ます) 
参加費会員3,500円,学生1,500円,非会員5,500円 (当日会場で申し受けます)
申込先〒105-0003 東京都港区西新橋1-5-11第11東洋海事ビル7階
新東工業(株)東京支店 柳沢俊夫
Tel. 03-3502-5481/Fax. 03-3580-5504
申込期限平成20年11月28日(金)(11月28日以降は当日会場で受け付け)