お知らせ

平成17年度 第146回全国講演大会 開催のお知らせ

 上記平成17年度通常総会の開催を機に、下記のとおりを開催いたしますので、多数ご参加くださいますようご案内申し上げます。

日時平成17年5月27日(金)~5月30日(月)
主会場東京工業大学 大岡山キャンパス 西9号館
東京都目黒区大岡山2-12-1
懇親会のご案内

 全国各地から「鋳造」に携わる産学官の多くの会員が東京にお集まりになるのを機に楽しく歓談され、互いの交流を深めることは大変有意義なことと存じます。是非、多数の皆様がご参加頂きますようご案内申し上げます。また、この機会にご婦人同伴でご出席いただければ幸いに存じます。
 加えて,今回は「YFEジュニア懇親会」も同時開催となります。YFE会員(40歳未満),学生会員の方には会費を割引いたしますので、次代の鋳物を担う多くの若手会員のご参加を心からお待ちしております。 

日時平成17年5月28日(土)17:30~19:30
会場東京工業大学 大岡山キャンパス内 ケータリング食堂 2階
東京都目黒区大岡山2-12-1  
交通東急目黒線・大井町線 大岡山駅下車 徒歩4分  
会費会員 7,000円(会員同伴婦人は無料)、非会員 12,000円
YFE会員(40歳未満)3,000円、学生会員 1,000円  
申込方法全国講演大会参加申込書(会告ページ)に会費を添えてお申し込みください。    
会場案内
主会場東京工業大学 大岡山キャンパス 西9号館
[懇親会会場]
東京工業大学 大岡山キャンパス ケータリング食堂2F
住所:東京都目黒区大岡山2-12-1 TEL::03-5734-2424
交通東急目黒線:
JR山手線 目黒駅より武蔵小杉行にて大岡山駅下車。
東急大井町線:
JR京浜東北線 大井町駅より二子多摩川行にて大岡山駅下車。
大岡山駅より、主会場、懇親会場まで徒歩約3分 。
技術講習会のご案内

極限の軽量化を目指す自動車用鋳物材料の最前線 ~ 自動車部品に鋳鉄は生き残れるか!! ~

 地球温暖化を防止するためCO2削減が求められています。自動車におけるCO2の排出は生産から消費までのうち85%が走行時に発生します。これを削減するためには軽量化が有効なので自動車メーカーなどでは鋳鉄からアルミニウム合金を中心とした軽合金への材料置換による軽量化を推進し、CO2削減を目指しています。
  最近では、自動車用に限らず一層の薄肉化・高品質化が求められています。しかし、コストと剛性の点でメリットを伸ばす鋳鉄部品の躍進もめざましいものがあります。ここに自動車部品の軽量化の最前線について講演会を企画しました。 
ご多用とは存じますが,多数の会員のご参加をお願いいたします。

日時平成17年5月27日(金) 10:00~17:20
場所東京工業大学 大岡山キャンパス西9号館 デジタル多目的ホール(2F)
152-8550東京都目黒区大岡山2-12-1 Tel 03-5734-3139(里研究室)
東急大井町線,目蒲線大岡山駅下車徒歩3分
参加費会員13,000円、 非会員20,000円、学生無料
申込方法下記の技術講習会申込書で申し込みください。
定員200名(定員になりましたら締め切ります。)

プログラム

司会埼玉大学工学部 加藤 寛
10:00~10:10開会の挨拶大会実行委員長
東京工業大学大学院理工学研究科
里 達雄
10:10~10:50車体および足回り部品における
軽合金鋳物の適用動向
日産自動車(株) テクニカルセンター
板倉浩二
10:50~11:30アルミニウム合金の先端可視化技術
-高分解能CTによる欠陥評価-
豊橋技術科学大学工学部
戸田裕之
11:30~12:10アルミニウム合金ダイカストの
最新製造技術
(財) 日本ダイカスト協会
西 直美 
- 昼食休憩 -
司会日本軽金属(株)メタル合金事業部 北岡山治
13:10~13:50 6000系アルミニウム合金の鋳造鍛造旭テック(株) 開発統括部 技術設計部
萬谷 憲治
13:50~14:30アルミニウム合金と異種材料の接合名古屋大学大学院工学研究科
篠田 剛
14:30~15:10躍進する自動車用マグネシウム
合金鋳物
(株) アーレスティ
武田 秀
- 休憩 -
司会日本大学生産工学部 星野和義 
15:25~16:05鍛造,プレス成形から
一体薄肉鋳鉄鋳物へ
日立金属(株)
自動車機器カンパニー 技術部
安田 久
16:05~16:45鋳ぐるみ法によるトラック用
FCDアクスルハウジングの開発
福島製鋼(株) 技術部
佐藤一広
16:45~17:15総合討論司会 日本大学生産工学部
星野和義
17:15~17:20閉会の挨拶大会実行副委員長 日本ルツボ(株)
岡田民雄
工場見学会のご案内
申込締切3月29日(火)      
開催日5月30日(月)
定員1、2、3、5班は30名、4班は40名
参加費各班とも7,000円(大会参加の場合)
工場見学会のみの参加:会員10,000円/非会員15,000円
※見学先の詳しい内容についてはURLで各社のホームページをご覧下さい。
1) 工場によっては、同業者もしくはその他の理由により見学許可が出ない場合がありますので、必ず第2、第3希望までお書き下さい。2) 交通事情より、集合場所や時刻、順路、解散場所や予定時刻、その他を変更する場合がありますので、予めご了承下さい。3) 参加者が非常に少ない班は中止し、他の班に移っていただく場合がありますので、予めご了承下さい。4) 各班とも、申し込み順に受け付け、定員になり次第締め切ります。5) 代理参加は認められません。見学先に参加者名簿を提示し、個人名で見学許可を戴いておりますので予めご了承下さい。
第1班
集合JR小山駅 9:30 AM
解散JR小山駅 4:00 PM
見学先(株)古河アルフレックス(株)アーレスティ栃木
所在地〒323-0840
栃木県小山市大字萱橋字野合1188-73
〒321-0215
栃木県下都賀郡壬生町大字壬生乙4060
連絡先TEL:0285-49-0516TEL:0282-82-5111
URLhttp://www.al-flx.co.jp http://www.ahresty.co.jp 
見学コース
見どころ
出来たてほやほや、最新の超大型アルミダイカスト工場。自動車部品、電気機器、光学機器、通信機器など広範囲な分野に製品を提供アルミダイカスト、金型製作、機械加工、自動車部品、産業機械部品、アルミ床材の製造工程
第2班
集合東葉高速線 又は 京成線勝田台駅 北口(必ずA3出口から地上へ出て下さい) 9:45 AM
解散JR船橋駅 南口 5:00 PM
見学先(株)アーステクニカ 八千代工場}
(現:川崎重工業(株))
(株)クボタ 京葉工場
所在地〒276-0022
千葉県八千代市上高野1780番地
〒273-0018
千葉県船橋市栄町2-16-1
連絡先TEL:047-483-3711TEL:047-431-6113
URLhttp://www.khi.co.jp/hasaikihttp://www.kubota.co.jp
見学コース
見どころ
破砕機、粉砕機の製造工程(製缶~加工~組立ライン)と、その消耗部品である耐摩耗鋳鋼品(高Mn鋳鋼と高Cr鋳鋼主体)の製造工程。水道管および農水、下水用ダクタイル鋳鉄管の製造工程。世界最大級の溶解能力を持つ熱風式キュポラを保有し、口径50~1600mmの鉄管を生産。世界で唯一の長さ9mの中・大口径管量産工場。
第3班
集合JR藤沢駅改札口 9:30 AM
解散JR藤沢駅改札口 5:00 PM
見学先いすゞ自動車(株)藤沢工場神戸製鋼溶接カンパニー
所在地〒252-8501
神奈川県藤沢市土棚8番地
〒251-8551
神奈川県藤沢市宮前100-1
連絡先TEL:0466-45-2565TEL:0466-20-3201
URLhttp://www.isuzu.co.jp/companyhttp://www.kobelco.co.jp/welding
見学コース
見どころ
トラック、車両組み立て工程など。溶接棒の世界的トップメーカー、溶接材料製造工程、研究開発、アーク溶接ロボットシステムなど。
第4班
集合JR高崎線 熊谷駅 南口 9:30 AM
解散JR高崎線 熊谷駅 南口 4:30 PM
見学先ジャパンメタル(株)日野自動車(株)新田工場
所在地〒379-2304
群馬県太田市大原2092-5
〒370-0344
群馬県新田郡新田町早川10-1
連絡先TEL:0277-78-6178TEL:0276-56-5714(内83-4995)
URLhttp://www.kimuragrp.co.jphttp://www.hino.co.jp 
見学コース
見どころ
 自動車用プレス金型のトップメーカー(株)木村鋳造所の一翼を担う鋳造工場。発泡スチロール製の模型設計・機械加工・塗型、更に造型と鋳造工程。ディーゼル用鋳鉄シリンダブロック・ヘッドの製造工程(ブロック用ボア・クランク形成中子の一体接合成型)
第5班
集合JR京浜東北・根岸線磯子駅 9:00 AM
解散JR京浜東北・根岸線磯子駅 4:00 PM
見学先電源開発(株)火力事業部磯子火力発電所石川島播磨重工業(株)技術開発本部
所在地〒235-8510
神奈川県横浜市磯子区新磯子町37-2
〒235-8501
神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地
連絡先TEL:045-761-0281TEL:045-759-2804
URLhttp://www.jpower.co.jphttp://www.ihi.co.jp/rbi-rbm
見学コース
見どころ
重要文化財がある純日本庭園「三渓園」の対岸にあり、横浜市の厳しい景観審査をクリアした最新の石炭火力発電所。硫黄酸化物除去に乾式脱硫方式を採用するなどの環境対策や石炭エネルギーの効率追求など鋳物業界のこれからに役立つノウハウがいっぱいの見学先、昼は「三渓園」での食事と散策を予定新たな構造物の基礎データを採るための設備と実験を見学し、忘れがちな物作りの基本を見つめ直すのにいい機会ではないでしょうか。模型・船型試験水槽、大型大気乱流風洞、耐震実験場など
カタログ展示コーナーのご案内

 震災にともなう電力事情や円高などで厳しい局面があるのも事実ですが、一方で、種々の発想や不退転の開発努力によって、新しいものづくりの芽が出て育ってきていることも事実です。 
 第146回全国講演大会の開催に際し、会場内にカタログ展示コーナーを併設し、鋳造に関して幅広く、新しい製品、材料、技術、装置等を紹介展示致します。この機会に、多くの皆様の出展参加とご来場をお待ちしております。

展示期間平成17年5月28日(土)~5月29日(日)
場所東京工業大学 大岡山キャンパス 西9号館
連絡及び
出展申込先 
(社)日本鋳造工学会関東支部事務局
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-21-3 恵比寿NRビル
日本ルツボ(株)内  担当:佐々木,岸田
Tel:03-3443-5551
Fax:03-3443-5191
懇親ゴルフ大会のご案内

第146回日本鋳造工学会全国講演大会を機に、会場の近隣にてゴルフ大会を開催いたします。同好の士は多数奮ってご参加ください。なお、準優勝者には、飯高トロフィーが授与されます。 

開催日平成17年5月30日(月)
場所東京・若洲ゴルフリンクス(ワカサゴルフリンクス)
〒136-0083 東京都江東区若洲35番
Tel:03-3522-3221/Fax:03-3522-3224
JR京葉線、有楽町線、臨海都市線;
新木場駅より車で5分(東京駅から 新木場駅まで約10分)
東京・箱崎ICより9km、10分 
競技18ホール ダブルペリア方式 
定員40名 
申し込みはがき又はFAXに、
(1)氏名
(2)勤務先
(3)所在地・電話番号
(4)所属クラブのH.C
(5)生年月日
を記入の上、下記あてにお申込下さい。 
申込先〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-21-3 恵比寿NRビル 日本ルツボ(株)
佐々木忠男
Tel;03-3443-5551/Fax:03-3443-5191
申込み締切日平成17年4月25日(月)必着(但し定員になり次第締切ります) 

 なお、プレー費等(概算17,000円)は個人精算でお願い致し、参加(パーティー)費 は、5,000円を予定しております。 詳しくは、申し込まれた方々に追ってご連絡致します。

エクスカーションのご案内

~歴史と自然豊かな古都鎌倉に、女性に人気の寺社を訪ねる~

 武家社会の本拠として発達した鎌倉の自然と社寺をご案内します。1252年から青銅で鋳造され与謝野晶子が美男におわすと歌った大仏を本尊とする高徳院、1191年に源頼朝が社殿を造り平成15年11月に新装なった本宮や静御前が舞った舞殿のある鶴岡八幡宮、1285年に開創され明治に至るまで男子禁制の尼寺であった東慶寺では、仏像彫刻、蒔絵、絵画、書、古文書などの宝物がある松ヶ丘宝蔵を見学します。また昼食は和食の会席料理をお楽しみいただきます。

日時平成17年5 月28日(土) 8:30~16:10
集合場所JR品川駅東口(新幹線側)、コクヨビル前通り
(参加申し込みいだきました方には、後日、集合場所の案内図をお送りします) 
集合時間午前8時20分(時間厳守) 
コースJR品川駅……首都高・横浜新道……高徳院[鎌倉大仏] ……鶴岡八幡宮…… 鉢の木・北鎌倉店(昼食) ……東慶寺(松ヶ丘宝蔵) ……横浜横須賀・第三京浜 ……東京工業大学大岡山キャンパス
尚、当日の懇親会にご出席の方々には、更衣室を準備しております。 
参加費8,000円
定員23名(定員になり次第、締め切ります) 
申込期限平成17年4 月28日(木) 
申込方法全国講演大会参加申込書(会告ページ)に参加費を添えてお申込みください。 

 

YFE大会 第2部のご案内

凝固組織の形成と偏析挙動

東京工業大学名誉教授 神尾 彰彦

 鋳造用アルミニウム合金のほとんどが亜共晶組成の合金であり、通常の凝固は初晶α-Alデンドライトの生成と成長として進行し、最後に共晶相が晶出する。凝固過程におけるα-Alデンドライトの生成挙動と鋳巣の形成、ならびにデンドライト内の合金元素の分布と非平衡共晶の晶出などのミクロ偏析について述べる。

凝固割れ現象と評価方法

日本軽金属(株) 北岡 山治

 アルミニウム合金鋳物・ダイカストにおける凝固時に発生する割れに関して、発生機構、合金組成・成分の影響、溶湯処理の影響、鋳造条件の影響等々について概要を紹介するとともに、これらを元にした割れの防止方法についても紹介する。

アルミニウム合金ダイカストの強度部品への適用に向けた欠陥制御について
~破断チル層と介在物~

早稲田大学 物質開発工学科助教授 吉田 誠

 鉄鋼材料が強度部材として利用されているのは、機械設計者が採用するにたる機械的特性の信頼性(ばらつきの範囲)が保証されているからといえる。一方、一般的なコールドチャンバーダイカストでは溶湯中の介在物、注湯時および射出時の酸化膜、破断チル層が製品中のどの位置に、どれくらいのサイズで存在するか確定が困難であり、このことが信頼性保証のネックになっている。こうした問題が解決されたならば、ダイカストはさらなる大発展を遂げるのではないかと考えられる。本論がこうした議論のきっかけになれば幸いです。

シミュレーション利用による鋳造欠陥評価

東北大学 金属フロンティア工学専攻教授 安斎 浩一

 不良対策に対して、鋳造シミュレーションがきわめて有効な手段であることは、もはや鋳造技術者の常識となっている。しかし、鋳造シミュレーションでは、いまだに鋳造プロセスの一部が考慮されているだけであり、必ずしも合理的な利用方法が確立されているわけではない。本講演では、著者らが開発した鋳造CAEシステムの適用事例の紹介を通じて、鋳造シミュレーション技術の有効性とその利用技術について解説する。