関東支部の活動

研究

日本鋳造工学会関東支部研究部会第68回講演会

鋳造工場での省エネルギーへの取組と高性能マグネシウム合金

 平成15年11月28日(金) に東京都立産業技術研究所 西が丘庁舎において関東支部研究部会第68回講演会が開催されました。

我が社における省エネルギーへの取組
日本鋳鉄管(株) 堀井 隆宏 氏

堀井 隆宏 氏  地球温暖化を防止するためCO2削減が求められています。鋳鉄鋳物の製造現場でも省エネ化が推進され、キュポラ新型熱交換機への転換、焼鈍炉の蓄熱バーナーへの転換や、るつぼ型電気炉の省コスト操業の事例について講演して頂きました。
  このような省エネで、コークス比を削減でき、価格が高騰している高品質鋳物用コークスだけでなく、製鉄用のコークスを混合使用できるようになったそうです。

 

マグネシウム合金の鍛造成形
日立金属(株)エム・ピー・エフ 渡辺 洋 氏

渡辺 洋 氏  新材料を採用して、強度、軽量化を両立させ、魅力ある商品作りに成功した例として、携帯用電子機器製品の薄肉筐体をマグネシウム合金で鍛造成形した事例をご紹介して頂きました。
薄板からの鍛造成形のため、より薄肉にそして表面品質が高いものができ、国際マグネシウム協会からデザイン賞(2000年、2003年)、日本マグネシウム協会から技術賞(2000年)を受賞している。