関東支部の活動

研究

第31回加山記念講演会が開催される

(公社)日本鋳造工学会
山梨大学 野田 善之

 2019年4月22日、日立金属和彊館にて,有限会社日下レアメタル研究所の鹿毛秀彦氏より「始まりは球場黒鉛鋳鉄の熱処理」と題して、ご講演頂いた。

 鹿毛氏が1976年に取り組んだ卒業研究で球場黒鉛鋳鉄と出会い、日下レアメタル研究所に入社した後、非破壊検査で黒鉛形状や強度を推定する試験機器の開発に取り組み、現在でも球状黒鉛鋳鉄の処理剤や処理技術の研究開発、およびその材料の非破壊評価に対して、オブザーバとして関わっているとのことであった。

 講演では、鹿毛氏の40年間の取組として、鋳型内球状化処理、鋳型内接種処理、Bi含有接種材、CV黒鉛鋳鉄、オーステンパ球状黒鉛鋳鉄、Mg Cored Wire球状化処理について、詳細にご講演いただいた。


写真1 ご講演された鹿毛 秀彦氏の様子

写真2 ご講演された鹿毛 秀彦氏の様子