関東支部のご案内

年頭の挨拶

年頭の挨拶「次の50年に向けて」

公益社団法人 日本鋳造工学会 関東支部
支部長  西 直美
本保 元次郎

明けましておめでとうございます。

皆様におかれましては、希望に満ちた良い年であることを願いつつ新年を迎えられたことと思います。

昨年は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に振り回されながらも、東京オリンピック・パラリンピック2020が大きな混乱もなく開催され、世界中の人々に喜びと感動を与えました。日本国内での新型コロナウイルスの感染者は、8月26日の26,050人をピークに減少し、11月には一日あたりの感染者数が100人を下回る日もありました。徹底した感染対策とワクチン接種が進展したことによるものと思われます。しかし、12月になり新たなオミクロン株が世界的に猛威を振るい、日本でも感染者の増加が心配され、本年1月から2月にかけての第6波が危惧されています。引き続きの感染対策と3回目のワクチン接種でなんとか乗り切りたいものです。

さて、昨年は関東支部でも大きなイベントがありました。その1つが5月21日~24日の日程で、早稲田大学で開催された第177回全国講演大会です。まさに第4波の真っ最中で、全国の感染者数が1日あたり5,000人程度であったため、全てWEBでのオンライン開催となりました。懇親会と工場見学は残念ながら中止となりましたが、21日は技術講習会(参加者116名)、22日総会・表彰式、22日~23日は講演大会(発表講演数98件、参加者500名超)、24日PRセッション(100名超)と、盛況のうちに終了することができました。これは、関東支部実行委員会と学会事務局との連携と結束の賜物であり、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

また、もう1つのイベントが関東支部創立50周年記念式典で、12月10日に早稲田大学55号館で開催されました。幸い12月に入って全国的に新型コロナの新規感染者数も1日あたり100人を超える程度で落ち着いていたこともあり、対面(参加者27名)とWEB(参加者88名)のハイブリッドで開催できました。

関東支部が創設されたのは50年前になる1971年(昭和46年)で、当時すでに全国各地に支部が結成されており、関東だけに支部がなかったそうです。関東には学会本部があり、支部の必要性がないとの判断でした。しかし、1970年に鹿島先生が鋳物協会会長に就任されると、本部の役割が全国的あるいは国際的業務に専念するという方針が出され、関東支部設立の必要性が出てきたため設立準備委員会を組織して支部結成が行われました。設立の際に、加山先生は関東支部の行う事業として、1)現場の方々の啓蒙ならびに交流を図る事業、2)学会の下部組織として本部から依嘱される事業の2点に絞り活動を行うこととしたそうです。それから50年が経過し、現在の関東支部は800人近い会員となり、東海支部に次ぐ規模の支部に発展してきました。

記念式典に向けては、実行委員会を結成し、記念誌の発行(USB)、中江秀雄先生、里達雄先生による記念講演、支部活動にご尽力いただいた神尾彰彦先生、中江秀雄先生、茂木徹一先生、石原安興様、岡田民雄様、野口昌彦様への感謝状の贈呈などを企画しました。記念誌は、これまでの関東支部の活動の記録をほぼ全て集めて、電子データとしてUSBに入れました。また、若手技術者・研究者による討論会を11月19日に実施し、動画をUSBの中に集録しました。皆様にご活用いただければ幸いです。

今年から改めて支部創立の理念に立ち返り、特に、次代を担うYFEの皆様には、SDGs、CN(カーボンニュートラル)など様々な課題に立ち向かって、今後の鋳造工学発展のために活躍されることをご期待申し上げます。そして、次の50年、2071年に向けて関東支部が益々発展されることを祈念申し上げます。